気象衛星で確認 寒気の流入が弱まる 24日日中も全国的に厳しい寒さだが 解消へ
一昨日と比べると 雲の様子に 大きな変化が
気象衛星の画像を確認すると、22日火曜9時は、日本海の雪雲が、中国大陸のすぐ近くから広がっていることが見てとれます。中国大陸と、日本海の雪雲との「距離」を「離岸距離」と言いますが、この「離岸距離」が近ければ近いほど、寒気の流れ込みが強いことを表しているのです。
また、22日火曜9時の気象衛星画像では、雪雲がまとまりながら、北陸付近に流れ込んでいる様子も確認できます。この雪雲の流れ込みにより、北陸を中心に大雪となりました。新潟県津南町の積雪は、22日火曜0時には324センチだったのが、24時には385センチと、60センチ近く増えました。
一方、同じ気象衛星の画像でも、24日木曜9時は、日本海の雪雲が少なくなり、「離岸距離」が遠くなってきました。これにより、今週続いていた寒気の流れ込みが、やっと弱まってきたことがわかります。
24日木曜の日中 まだ全国的に厳しい寒さだが
24日木曜の最高気温は、全国的に、真冬の頃よりも更に低い予想です。関東から九州でも、ひと桁の所が多いでしょう。昼間も、まだ万全な寒さ対策が必要です。
ただ、この寒さも、先が見えてみました。週末は、寒気が更に北上するため、全国的に春の暖かさとなりそうです。この先は、気温の変化が大きくなりますので、体調管理だけでなく、積雪の多い所では、雪どけによる雪崩や屋根から落ちる雪に、十分お気をつけください。