伊吹山でなだれ発生 数名巻き込まれ負傷者も
なだれ発生
あす5日(水)は、冬型の気圧配置は次第に緩み、日本海側の雪も徐々にやむ見込みです。積雪の多くなっている所ではなだれの危険がありますので、登山を予定されているかたは、十分に注意してください。
なだれの種類は2つ
1つは「表層なだれ」です。これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。