桜が次々と開花・満開 福島は統計開始以来もっとも早い開花 広島は満開まで2週間も
福島では記録的に早い開花
福島では、統計開始以来最も早い開花で、平年より15日早く、昨年より3日早い開花となりました。
徳島は、平年より3日早く、昨年より2日早い開花でした。
また、広島と津で満開が発表され、どちらも統計開始以来、最も早い満開となりました。
広島では、今年全国のトップを切ってソメイヨシノの開花が発表されましたが、満開まで14日かかりました。開花から満開までの日数が14日かかるのは、1960年の16日、1965年と2006年の15日に次いで長い記録です。
※「桜の開花日」とは、標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日です。
※「サクラの満開日」とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日をいいます。
このあとも速いスピードで桜前線北上
今年の桜の開花はなぜ早い?
その理由としては、冬の前半に厳しい寒さの日があり、休眠打破(前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること)が順調に行われたこと、その後、季節先取りの暖かさの日が増えて、花芽の生長が促されたことで、開花が早くなっていると考えられます。
いつもの年のように、お花見の宴会ができなくても、桜の花は、見ているだけで、春を実感できます。桜を眺める時は、万全な新型コロナウイルス感染防止対策を心がけ、周りの人との距離を取って楽しんでください。