西日本と東海で黄砂を観測
毎年のように 連日黄砂
松江と鳥取、岡山では、きのう6日(土)も黄砂を観測しており、これで連続2日ということになります。
最近10年間の記録だけでも、松江での黄砂の連日観測は、2018年4月15日~17日の3日連続があるほか、2014年5月28日~6月2日の6日連続など毎年観測しています、鳥取では、2018年は連日観測はなく、2017年5月6日~8日の3日連続以来で、2年ぶりです。しかし、2009年から2017年までの9年間は毎年観測していました。岡山も、最近10年間は連日観測の記録があります。
【追記】
午前11時ごろ、広島県広島市で黄砂が観測されました。視程(水平方向の見通し)は、10キロメートル以上でした。広島における黄砂の連日観測は最近10年間では2015年を除いてほぼ毎年です。また、同じく午前11時ごろ、岐阜県岐阜市でも黄砂が観測され、視程は10キロメートル以上でした。岐阜における黄砂の連日観測は最近10年間で2年に一度の割合です。また、京都府京都市では午前11時ごろ、大阪府大阪市、兵庫県神戸市、滋賀県彦根市では正午ごろ、奈良県奈良市では午後1時ごろ黄砂が観測されました。京都、大阪、神戸、彦根、奈良においては、最近10年では、いずれも毎年黄砂が観測されています。愛知県名古屋市では、午後2時ごろ黄砂が観測されました。名古屋では、最近10年間では2016年と2015年を除き黄砂が観測されています。滋賀県津市と和歌山県和歌山市では、午後3時ごろ黄砂が観測されました。津では、最近10年間では2016年を除き黄砂が観測され、和歌山では最近10年では毎年黄砂が観測されています。
4月7日午後4時5分 追記しました。
黄砂 北米などまで
黄砂の比較的大きな粒子は重力によって速く落下しますが、小さな粒子は上空の風によって遠くまで運ばれます。東アジアからとみられる黄砂粒子が、日本を越えて太平洋を横断し、北米やグリーンランドで確認されたというレポートもあります。
※大きな粒子は、粒の直径が1マイクロメートル(1ミリメートルの千分の一の長さ)、小さな粒子は、粒の直径が数マイクロメートル以下。