12日の午後は北陸や東北まで雨 雪解けによる「なだれ」「落雪」の危険度高まる
12日は東北まで雨 雪解けが進む
今日11日(火・建国記念の日)午前8時の積雪の深さは、青森県の酸ケ湯で445センチ、新潟県の津南で352センチ、福島県の只見で286センチ、岐阜県の白川で272センチと、いずれも平年と比べて1.5倍~2倍程度の雪が積もっています。積雪が多い所では、一時的な雨でもなだれが発生しやすくなり、屋根からの落雪にも注意が必要です。北陸は、日中よりも夜の方が気温の高い所が多く、市街地でも雪解けが進むでしょう。
太平洋側の地域にも「なだれ注意報」
寒波の影響で、大雪に見舞われた後の雨。雪解けによって、路面がシャーベット状になることが考えられます。足元も悪くなりますので、十分ご注意ください。
急な雪解け 注意点は?
① 雪解けによって「なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。
② 気温の上昇によって積もった雪が滑り、「屋根からの落雪」が起こりやすくなります。軒先で作業する際は頭上の状況を確認するなど注意が必要です。また、除雪作業を行う場合は、命綱とヘルメットを装着し、できるだけ複数人で実施するなど、安全を確保するようにしてください。
③ 雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。