台風10号 関東への接近時期は予想に幅あり 大雨などへの警戒期間は?
台風 動きが遅い 関東への接近は?
明日28日(水)も奄美付近をゆっくり北上。29日(木)の午後は強い勢力で枕崎市の西の海上に進み、九州に上陸する可能性が高くなっています。その後、次第に東よりに進路を変えて、本州付近を進むでしょう。予報円の中心を進んだ場合、関東に接近するのが31日(土)頃の予想です。
関東は、台風が接近する前から、暖かく湿った空気が流れ込む影響で、局地的に大雨に注意・警戒してください。明日28日(水)は内陸を中心に雷雨や激しい雨の降る所がありそうです。29日(木)の午後は断続的に雨脚が強まり、神奈川県を中心に雨量が多くなるでしょう。30日(金)から31日(土)にかけては、台風本体や台風周辺の発達した雨雲がかかり、暴風が吹くおそれもあります。
警報級の大雨・暴風・高波の可能性
今のところ、台風の直接的な影響を最も受けるのは、31日(土)頃となるでしょう。台風の動きが遅いため、関東に最接近するタイミングには予想に幅があり、こまめな情報確認が必要です。
台風が近づく前の対策 大雨に備えて
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
また、風が強まるため、飛ばされやすいもの(物干し竿、鉢植え、ゴミ箱など)は、しっかり固定するか、室内にしまうなどの対策をしましょう。