20日 台風9号は東シナ海を北上 広範囲で不安定 激しい雨・猛烈な暑さの所も
台風9号・熱帯低気圧の影響
また、南の海上にある熱帯低気圧や、高気圧のフチをまわる暖かく湿った空気の影響で、西日本や東日本を中心に大気の不安定な状態が続くでしょう。今日20日の未明にかけては、長崎県対馬市の厳原で1時間に64.0ミリ、岐阜県郡上市ひるがので1時間に60.5ミリなど、局地的に非常に激しい雨が降りました。今夜にかけても、1時間に30ミリ以上の激しい雨や、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。
局地的な大雨に注意・警戒
北陸や東北は晴れ間も出ますが、変わりやすい天気でしょう。所々で雨や雷雨となり、午後は激しい雨が降ることもありそうです。北海道は道南や道東を中心に、昼頃までは雨が降るでしょう。
体にこたえる暑さ 熱中症対策を
沖縄から東北南部の23都府県に熱中症警戒アラートが発表されています。九州から東北では、熱中症警戒アラートが発表されていない所でもリスクが高まるため、熱中症対策を万全にしてください。
ゲリラ豪雨に遭遇したら
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。