6日 九州から東北は熱中症とゲリラ豪雨に警戒 沖縄には熱帯低気圧が接近
2024年08月06日05:59
九州から東北 局地的に滝のような雨
九州から東北では、気温の上昇と暖かく湿った空気が流れ込む影響で、大気の不安定な状態が続きそうです。山沿いや内陸部を中心に発雷確率(雷が発生する確率)が高く、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るでしょう。関東など、平野部でも天気急変のおそれがあります。
予想降水量は、明日7日午前6時までの24時間(多い所)に、東北地方で80ミリ、関東甲信地方で100ミリ。その後、8日午前6時までの24時間(多い所)に、東北地方で80ミリ、関東甲信地方で100ミリとなっています。これまでの雨により地盤が緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
沖縄 先島諸島を中心に大雨
予想降水量は、明日7日午前6時までの24時間(多い所)で、宮古島地方で100ミリ、八重山地方で120ミリです。石垣島地方では今日6日昼前にかけて低い土地の浸水に警戒してください。雨が小康状態になっても、先島諸島では明日7日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。
ゲリラ豪雨に遭遇したら
① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。