15日も梅雨末期の大雨が続く 午前中は九州北部で線状降水帯発生のおそれ
午前中 九州北部で線状降水帯発生の可能性
午前中は山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県で線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。中国、四国から関東、北陸も、大雨になる所があるでしょう。
局地的に非常に激しい雨
四国や中国地方から関東、北陸は、断続的に雨が降るでしょう。日本海側ほど雨の降る時間が長く、雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。落雷や竜巻などの突風が吹くおそれもあり、空模様の変化にご注意ください。
東北は朝まで南部を中心に雨が降りますが、次第に雨はやむでしょう。北海道も日中は晴れ間が出ますが、急な激しい雨や落雷に注意が必要です。
予想降水量
明日16日午前6時まで
九州北部地方 180ミリ
九州南部 150ミリ
近畿地方・中国地方 80ミリ
関東甲信地方 70ミリ
北陸地方 60ミリ
九州北部地方と九州南部では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。西日本から東日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。
線状降水帯発生時にとるべき行動とは
自治体からの避難に関する情報を確認のうえ、早めの安全確保を心がけましょう。すでに避難することが危険な場合、家の中の、崖や川から離れたできるだけ高い所で身を守るようにしてください。ただし、土石流が想定される箇所においては、危険な区域の外へ退避する、もしくは堅牢な建物の高層階に避難することが基本です。
なお、土砂災害は、雨が弱まったり、止んだりした後でも、発生する場合があります。土砂災害の前兆は、斜面のひび割れ、異様な音・におい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出すなどです。このような前兆を見つけた時には、すぐに、斜面から離れてください。
また、河川の増水・氾濫も大雨のピークが過ぎた後に発生する場合があります。雨が弱まっても川には絶対に近づかないでください。