きょう10日 関東以西は梅雨空 九州南部は滝のような雨も ムシムシ 不快な暑さに
九州南部・四国 発達した雨雲
1時間降水量は、鹿児島県十島村平島で39.0ミリ(午前7時8分まで)の激しい雨、鹿児島県枕崎市では18.5ミリ(午前5時53分まで)とザーザー降りの雨となっています。
このあとも、九州から関東の太平洋側では所々で雨が降るでしょう。九州南部や四国では夕方以降、さらに雨脚が強まり、局地的に激しい雨が降りそうです。九州南部では、滝のような非常に激しい雨の降ることもあり、土砂災害に警戒してください。また大気の状態が不安定になるため、落雷や突風が吹く恐れもあります。週末で外出の予定がある方は、早めの帰宅を心がけましょう。
一方、北陸はおおむね晴れる見込みです。東北は、にわか雨や雷雨の所がありますが、日中は日差しが届くでしょう。
北海道は、低気圧の影響で、昼頃までは雨の降る所がありそうです。
ムシムシ 熱中症に注意
沖縄は30℃近くまで上がり、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。九州北部は晴れ間もあり、気温がグングン上昇。内陸部では30℃以上の真夏日になる所もありそうです。九州南部や四国は、きのう9日ほど上がらず、暑さは収まるでしょう。
中国地方から東北にかけては、25℃以上の夏日の所が多くなりそうです。関東や北陸、東北ではきのう9日より高く、ムシムシと感じられる所も多いでしょう。熱中症のリスクが高まりますので、喉が渇く前に水分をとるなど、熱中症対策を心がけてください。
北海道は20℃くらいの所が多く、平年並みでしょう。
非常に激しい雨って どんな雨?
なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのままたまると、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間、傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が傘にあたることになるのです。
ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。