関東 あすからまた花粉が大量飛散 すでに昨年比で約3倍の量 お花見も万全な対策を
多摩地区 昨年比で約3倍の花粉
今年の関東の花粉ピーク予想は、スギが3月下旬まで、ヒノキが3月下旬から4月中旬となっています。3月下旬は、スギ花粉とヒノキ花粉の飛散のピークが重なり、今が一番辛い時期かもしれません。
あす28日(火)もスギ花粉は関東全域、ヒノキ花粉は関東の西側の地域を中心に飛ぶ予想です。スギ花粉で症状が出ない人も、ヒノキ花粉で反応する人もいるため、油断しないようにしてください。
あす28日(火)以降 大量飛散
花粉が多くなる時間帯はその日の気象条件によって変わりますが、都市部の場合、一般的には「昼前後」と「日没後」に多くなると言われています。ランチタイムやお帰りの時間帯でもあるため、万全の対策が必要です。
暖かさ続く お花見日和は?
最高気温は、31日(金)にかけて日ごとに上昇。31日(金)は20℃前後まで上がり、ゴールデンウィーク頃の陽気になる所が多いでしょう。昼間は上着なしで過ごせるくらいです。一方、最低気温はひとケタの日もあり、朝晩はヒンヤリするでしょう。夜桜を楽しまれる方は、羽織るもので調節をしてください。
外出時の花粉対策
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。