台風15号が東海から関東に接近 前線通過で東北や北海道も大雨 土砂災害に厳重警戒
台風15号 東海や関東にかなり接近
きょう24日は、静岡県や関東を中心に台風本体の発達した雨雲がかかるでしょう。局地的には滝のような非常に激しい雨が降り、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれもあります。近畿や東海では雨脚が弱まり、やんでいる所もありますが、増水した川や崖など、危険な場所には近づかないでください。
また前線の影響で、台風から離れた北陸や東北、北海道でも断続的に雨脚が強まり、激しい雨の降る所がありそうです。北陸はきょう24日朝にかけて、東北や北海道は夕方にかけて、大雨に警戒してください。
24時間降水量 東海はさらに200ミリ
東海地方 200ミリ
関東甲信地方 150ミリ
北海道地方、東北地方 100ミリ
記録的な大雨となっている静岡県では、さらに200ミリの大雨が予想されています。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
台風の大雨 土砂災害の前触れは
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。