きょう16日 九州から北海道まで大雨警戒 午後は東海や関東でも非常に激しい雨
朝にかけて 九州や東北で記録的雨量
※線状降水帯は、雨雲が次々と発生し、発達しながら、風に乗って、同じような場所に流れ込むことで、大雨をもたらします。
きょう午前6時現在、九州南部には東西に連なる雨雲がかかっていて、朝にかけて1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降った所もあります。また東北の太平洋側にも発達した雨雲がかかり、宮城県では1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、きょう未明にかけて記録的短時間大雨情報が3回発表されました。
発達した雨雲 東へ
九州は大雨のピークは過ぎつつありますが、南部では午前9時頃まで局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。雨の降り方が弱まっても、大雨による災害に警戒してください。
四国は昼前にかけて、中国地方と近畿は夜にかけて雨脚が強まるでしょう。雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。紀伊半島では、昼頃から滝のような非常に激しい雨が降るでしょう。
東海や関東は、特に警戒が必要のは夕方以降です。短い時間でも非常に激しい雨が同じような場所で降って、急に周りの状況が悪くなるおそれがあります。予想以上に雨量が多くなる事も考えられますので、最新の情報を確認してください。
東北の太平洋側は、昼頃にかけて発達した雨雲が次々とかかるでしょう。午後はいったん雨が小康状態になっても、局地的には激しい雨が降り、大雨となりそうです。
予想降水量
あす17日午前6時までの24時間(多い所)
近畿・東海 150ミリ
東北・北海道 120ミリ
九州南部・関東甲信 100ミリ
中国地方・四国・北陸 80ミリ
あさって18日午前6時までの24時間(多い所)
北海道 100~150ミリ
関東甲信・北陸・東北 50~100ミリ
東海 およそ50ミリ
すでに大雨になっている所もあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また九州から関東甲信では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。