関東 電力需給ひっ迫注意報が解除しても 節電しながら熱中症対策を
40℃に迫る危険な暑さ
最高気温は、前橋と熊谷で39℃、宇都宮は37℃の予想です。東京都心は午前10時前に気温が35.0℃になり、6月25日から1週間連続の猛暑日となりました。お盆の頃にかけて猛暑日が続くことはあっても、6月下旬から7月上旬にかけて7日間も続くことは、統計開始以来ありません。
きのう30日の午後6時、東京電力エリアの電力需給ひっ迫注意報が解除されましたが、7月1日~9月30日にかけて、引き続き、節電の協力が求められています。ただ、熱中症にならないよう、暑い時間帯は無理をせず冷房を使いましょう。使用していない機器の電源を切る、使用していない照明を消すなど、無理のない範囲で節電を心がけてください。
エアコン冷房 上手な節電方法
① 冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
② エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。循環させた冷たい風が体にあたると、冷房の設定温度がそれほど低くなくても、涼しく感じられます。
③ エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④ 冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)
ただ、夏の節電は積極的に取り組みたいものですが、無理は禁物です。熱中症にかからないためには、適度に冷房を使って涼しくするよう、心がけてください。