関東の猛暑 最低でも1週間程度続く 節電しながらの熱中症対策 効果的な方法は?
関東の内陸部 4日連続の猛暑日
きょう午後1時30分頃、東京都豊島区東池袋のサンシャイン60の4階で、アスマン式通風乾湿計という手持ちで計る温度計を使用して、実際に気温を計ってみました。午後1時30分の東京都心の気温は34.2℃でしたが、手元の温度計では35℃を超えた瞬間もありました。高さ50センチくらいまで温度計を下げると、さらに1~2℃高くなりました。
コンクリートや太陽の光が当たる場所など、環境による影響を受けて、アメダスの気温よりも高くなることは良くあります。大人より背が低い子どもやペットは、より熱中症のリスクが高くなるため注意が必要です。
東京電力管内 電力需要ひっ迫 高温に関する情報も
また気象庁からは、関東甲信地方に「高温に関する気象情報」が発表されました。それによると、関東甲信地方では7月3日にかけて晴れて、最高気温が35℃以上の猛暑日となる所があるため、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけています。あす28日以降も、関東の内陸部を中心に最高気温が35℃を大幅に超える所もあるでしょう。午前中から30℃を超える所が多くなるため、冷房を使うなどして室内の温度を下げることが重要です。今すぐできる、冷房の効果的な節電方法をまとめました。
エアコン冷房 上手な節電方法
① 冷房は28℃を目安に温度設定しましょう。また、冷たい空気は下降するため、エアコンの羽の向きは、上向き・水平になるよう、設定してください。
② エアコンの冷房だけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。循環させた冷たい風が体にあたると、冷房の設定温度がそれほど低くなくても、涼しく感じられます。
③ エアコンの室外機の回りには、物を置かないよう心がけ、排気をスムーズにしましょう。
④ 冷房を使う時に、外から室内に伝わる熱の7割以上は、窓から伝わる熱です。レースのカーテンやすだれなどを使って日差しを遮り、冷房効果を高めましょう。(外出時は、昼間でもカーテンを閉めておくと、効果的です。)
夏の節電は積極的に取り組みたいものですが、無理は禁物です。熱中症にかからないためには、適度に冷房を使って涼しくするよう、心がけてください。