大雪の見通し あす元日にかけ北陸中心に積雪増 積雪や凍結で交通に影響も
あすにかけ 日本海側は広く雪
あす1日も、山陰から北海道の日本海側は広く雪が降りそうです。山沿いだけでなく、平地でも大雪になる所があるでしょう。沿岸部を中心に風が強く吹くため、ふぶいて見通しが悪くなることもありそうです。太平洋側の平地でも雪の降る所があり、福島などでは積雪がさらに増えるでしょう。
1日の午後になると冬型の気圧配置は緩み、雪のやむ所が多くなりそうです。大雪の峠は越えますが、積雪や凍結などで交通機関に影響が出るおそれがあります。また年末年始に帰省や旅行などで、普段と違う道を運転される際などは、無理のない行動を心がけてください。
予想降雪量など
あす1月1日午後6時までの24時間
北陸、関東甲信 70センチ
東北 60センチ
中国地方・近畿 40センチ
東海 30センチ
積雪や凍結などによって道路の通行止めや、交通機関の乱れなどが発生するおそれがあります。最新の情報をご確認ください。
【風の予想】1日にかけて
最大風速(最大瞬間風速)
北陸、北海道 20メートル(35メートル)
東北 18メートル(30メートル)
【波の予想】1日にかけて
北陸、東北 6メートル
午後は、風が次第に弱まりますが、暴風雪や高波に警戒が必要です。
普段は雪の少ない所で「大雪」予想 特に注意すべき場所は?
1つめは、歩道橋の上や橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しても溶けにくいのです。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや、車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は、水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいのです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は、段差があるため、更に危険です。
車の運転はもちろんですが、徒歩で移動する際も、路面の状況をよく確認しましょう。