令和6年秋田県・山形県の大雨情報
26日午前6時前に、大雨特別警報は解除されています。
山形・秋田の両県では、各地で河川の氾濫が相次ぎ、大きな被害が出ている状況ですが、今月末にかけてさらに大雨となる恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫など、新たな災害が発生する恐れがあり、引き続き厳重な警戒が必要です。
関連地域の気象警報
特別警報 | 特別警報は発表されていません | |
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警報 | 警報は発表されていません |
各地の雨の状況

気象予報士による最新の気象解説
警戒レベルと避難のタイミング

■緊急安全確保(警戒レベル5)
すでに何らかの災害が発生している可能性が極めて高い状況のため、すぐに命を守るための最善の行動をとってください。無理に外出せず、命の危険から身の安全を可能な限り確保するため、今いる場所の、より安全である避難所へ直ちに移動してください。(水害・土砂災害の場合:建物の斜面とは反対側の2階以上の部屋へ移動しましょう。)
■避難指示(警戒レベル4)
一刻も早く避難が必要です。危険な場所から全員避難するようにしてください。地下空間にいる場合は、速やかに安全な場所へ避難してください。
■高齢者等避難開始
避難に時間を要する方(高齢者や障害のある方)やその家族は、危険な場所から避難の開始が必要です。そうでない方も、避難が必要と判断する場合は、避難を開始しましょう。
水害時の避難行動

河川の氾らんや家屋の浸水といった水害がすでに発生している所もありますが、雨が降り続いて不安に思っても、川や用水路の様子を決して見に行かないでください。河川の状況はインターネットのライブカメラなどでも確認することが可能です。このあと浸水害の危険がある地域では、早めの避難が大切ですが、もし既に家屋が浸水してしまったり、道路が冠水してしまったりしている場合は、屋外への避難が危険な場合もあります。自治体の避難情報や最新の気象情報を確認し、避難が困難な場合は、頑丈な建物の2階以上に垂直避難するようにしましょう。
土砂災害時の避難行動

お住まいの地域で土砂災害が発生する恐れがある場合、災害発生前に避難所、親戚知人宅、宿泊施設、公共施設へ避難することが大切です。土砂災害は、発生するととてつもないスピードで襲ってくるため、災害が起きてから避難しても間に合いません。土砂災害危険地域にお住まいの方は、避難情報や気象警報をもとに、早めに土砂災害の危険がある場所の外に避難するのがよいでしょう。ただし、あわてて避難することは逆に危険な場合もあります。身の危険を感じるような雨の降り方だったり、道路が冠水している場合など、どうしても屋外に避難することが難しい場合は、斜面とは反対側の2階に移動してください。
また、雨が止んでもしばらくの間は、地面が雨水を含んでいるため、危険な状態は続きます。「雨がやんだから」といって安心せず、引き続き気象情報を確認するようにしましょう。
大雨で避難する時の服装

動きやすい長袖、長ズボン、履きなれたスニーカー(運動靴)で避難してください。(おすすめは紐で締められ、靴底がしっかりしているタイプ。長靴は水が入ってしまうと歩行が困難になるため避けましょう。)
風で飛んできたものや転倒に備え、頭を守るために、帽子やヘルメットをかぶりましょう。
避難時に必要なものはリュックに入れて両手を空けておき、できれば軍手を着用してください。
できるだけ複数人で避難するようにしましょう。避難をするルートは、できるだけ河川や斜面から離れた高い道路を通りましょう。
すでに冠水が始まっている場合は、できるだけ冠水している道を避けて避難するようにしましょう。やむを得ず冠水している道路を通る際は、マンホールや側溝のふたが外れて転落するおそれがあり大変危険なため、傘や杖などの棒を使って足元を確認しながら慎重に避難してください。