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清水寺は山号を花瀧山と称し、千手観音菩薩を本尊とする真言宗の寺です。創建は806年と伝えられ、はじめは天台宗でしたが、室町時代に改宗したといわれています。山口盆地で最も古い寺といわれています。山口県指定文化財の観音堂は1493年、大内政弘が建てたものといわれ、室町時代の禅宗様式の特色がよく出ている建物です。江戸時代に何回か大修理されており、建立された時より小さくなっています。また、山王社本殿は清水寺の鎮守で、一間社流造り、こけら葺きの小祠で、全体覆殿の中にあります。正面向拝の蟇股は輪郭の線も優美で室町時代の特色がよくあらわれています。